かしこい食料備蓄ラボ

ローリングストックは「いつもの食材」から!具体的な選び方と買い物のコツ

Tags: ローリングストック, 食料備蓄, 一人暮らし, 備蓄初心者, 選び方, 買い物, 管理

食料備蓄に関心はあるものの、「何から手をつけて良いか分からない」「どれくらいの量を備蓄すれば良いのか」「せっかく備蓄しても期限切れが心配」といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。特に一人暮らしの場合、備蓄スペースや消費量を考えると、始めるハードルを感じやすいものです。

そこでおすすめしたいのが、ローリングストックという考え方です。これは、普段から少し多めに食材や日用品を買い置きし、使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の備蓄を保つ方法です。特別なものを準備するのではなく、「いつもの食材」を中心に始めることができるため、無理なく続けやすく、期限切れのリスクも減らせます。

この記事では、「いつもの食材」でローリングストックを始めるための具体的な選び方や、日々の買い物のなかで実践するコツについてご紹介します。

なぜ「いつもの食材」から始めるのが良いのか

ローリングストックの最大の利点は、特別な備蓄食料だけでなく、普段から食べ慣れている食材を活用することにあります。

「いつもの食材」でローリングストックを始める具体的なステップ

それでは、「いつもの食材」を活用してローリングストックを始めるための具体的なステップを見ていきましょう。

ステップ1:普段の食生活を見直す

まずは、ご自身の普段の食生活を把握することから始めます。

などを考えてみてください。この見直しが、備蓄のベースとなる「いつもの食材」を見つけるヒントになります。

ステップ2:備蓄向きの「いつもの食材」を選ぶ基準

普段使っている食材の中から、ローリングストックに向いているものを選びましょう。以下の点を考慮すると良いでしょう。

ステップ3:備蓄量の目安を考える

まずは最低3日分、可能であれば1週間分の備蓄を目指すことが推奨されています。一人暮らしの場合、1日あたりの消費量を基準に考えます。

例えば、3日分の主食を確保する場合: * お米(無洗米やパックごはん) * 乾麺(パスタ、うどん、そば) * アルファ化米

これらのうち、普段よく食べるものを選び、3日分の量(例:パックごはん6個、乾麺3食分など)を目安にします。

他の食材についても同様に、普段の消費ペースを参考にしながら、「3日分ならこれくらいかな」という量を設定してみます。完璧を目指さず、まずは取り組みやすい量から始めることが大切です。

ステップ4:買い物リストに加える

備蓄リストを別に作成するのではなく、普段の買い物リストに備蓄用のアイテムを組み込みます。例えば、「レトルトカレーをいつもの2個に+1個」「缶詰を消耗したら追加」のように、意識的に少し多めに購入します。

具体的な「いつもの食材」備蓄例

一人暮らしの方が普段の食生活に取り入れやすく、ローリングストックに適した「いつもの食材」の具体例です。

これらの例を参考に、ご自身の食の好みやライフスタイルに合わせて、無理なく続けられるアイテムを選んでみてください。

買い物のコツと備蓄品の管理

ローリングストックをスムーズに実践するための買い物のコツと管理方法です。

買い物のコツ

備蓄品の管理

まとめ

食料備蓄と聞くと特別な準備が必要に思えるかもしれませんが、ローリングストックは「いつもの食材」を賢く活用することで、誰でも無理なく始められる方法です。普段の食生活を見直し、保存性の高い食材を少し多めに買い置きし、使ったら買い足す、というシンプルな習慣を身につけることが、いざという時の安心につながります。

まずは、普段よく食べるカップ麺や缶詰など、取り組みやすいアイテムから始めてみてはいかがでしょうか。小さな一歩から、かしこい食料備蓄を始めてみましょう。